演奏会を聴いていると、
その作品を筆者自身が弾いたときと
ずいぶん運指が異なっているのに
気が付くことがあります。
演奏者は何メートルも離れているのに
どうしてそんなことがわかるのかというと、
運指の違いが
身体の動きにあらわれるからです。
例えば、
片手でも弾けるパッセージを両手で分担しているのは
一目瞭然ですし、
親指をくぐらせる位置が異なるだけでも
指先の見え方や腕の動き方に少し差が出てきます。
また、漫画「ピアノの森」では
主人公が演奏する
ショパン「前奏曲 第24番 Op.28-24」のラストの運指について
ひとりの若い観客が大興奮する場面も描かれていました。
これらのことからもわかるように、
運指を決めるのは
見え方の決定、
もっと言ってしまえば
パフォーマンスの決定でもあるんです。
原則としては、
選ぶ運指によって出てくる「音楽そのもの」を優先すべきです。
一方、
「運指は演奏姿にも影響がある」
ということも意識しておくと
自分の演奏を動画などで客観的に評価する際の
参考になるでしょう。
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