【ピアノ】基礎 : 同音連打における指遣い

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本記事では、
同音連打をする際に
どんな運指を使うべきかを解説しています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

同音連打については初歩学習の段階で

「321321…と指を変えること」

と習うケースが多いようです。

基本としてはokです。

一方、他の選択肢もあるということは踏まえておきましょう。

 

楽曲にもよりますが、

私がよく使うのは「212121…」という、

3の指を使わない方法。

具体的に譜例をみてみましょう。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 ヘ短調 op.57 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、24小節目)

左手に出てくる同音連打の箇所に

2パターンの運指を書き入れてみました。

上に書き込んだ運指(212121…)と

下に書き込んだ運指(321321…)は

どちらでも成立します。

しかし、弾きやすさは演奏者によって様々。

両方試してみて

自身にとって安定して演奏できるほうを選ぶべきです。

私は「212121…」で弾くようにしています。

 

さらには、

「2の指のみ」または「3の指のみ」

という方法で

同音連打して演奏するピアニストもいます。

これらは全く指を変えずに同音連打する方法。

ラヴェル「スカルボ」など

「超高速の同音連打」では

指を変えると大変弾きにくく

全く指を変えずに同音連打した方が

うまくいくケースが多くあります。

 

さて、今回お伝えしたいことは、

「同音連打における指遣いは1パターンだけではない」

ということです。

生徒の初歩学習の段階で

「同音連打では321321…と指を変えてネ」

などと教えたことがきっかけで、

どんなところで出てくる、どんな速さの同音連打でも

「321321…」の運指で弾いてしまう生徒がいました。

それ以来、

初級者のレッスンであっても

必要に応じて

他の指遣いも取り入れるようにしています。

 

慣れるまでは難しいかもしれませんが、

「同音連打では、いつも321321…」

などと決めてかからず、

くつかのパターンを試してみて

その箇所で最も弾きやすい運指を決定していくことが

望ましいと言えるでしょう。

そのためにも、

まずは、以下の4パターンを覚えておきましょう。

「321321…」
「212121…」
「222222…」
「333333…」

 


 

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