オクターヴユニゾンで奏されるメロディを
片手で弾くケースは
よく出てきますね。
例えば、以下譜例の右手のようなもの。
シューマン「謝肉祭 18.プロムナード」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
こういったときに、
4の指や5の指で弾く「上のメロディ」を意識すると、
知らず知らずのうちに
親指で弾く「下のメロディ」が
ゴツゴツしてしまったり
響きが浅くなってしまったりしがち。
ダンパーペダルに頼っていると
意外と気が付きにくいものなんです。
このような片手で弾くオクターヴメロディで
響きを充実させる練習方法があります。
いったん左手は無視してもいいので、
オケターブメロディのみを取り出して
両手で弾いてみてください。
そしてそのときに、
上のラインと下のラインとのバランスを探って
その感覚を覚えておきましょう。
片手のみで弾くときは
どうしても両手で弾くようにはつなげられないので
完全に同じ条件ではありません。
しかし、
「余裕をもって両方の声部を聴きながら、上下のバランスを探る」
というのをやっておくことで、
片手でそれへ向かって肉薄していく指標ができます。
ここまでを余裕をもってできるようになったら、
【ピアノ】色彩の変え方がわからないときのファーストアクション
という記事の内容も取り入れてみましょう。
そうすることで
色彩がいっそう多彩になります。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント