【ピアノ】和音連続によるメロディ:演奏ポイント

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ロマン派以降の作品で特に頻出する
「和音連続によるメロディ」。
今回は、その演奏ポイントを紹介しています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ドビュッシー「ベルガマスク組曲 3.月の光」

譜例(PD作品、Finaleで作成、15-16小節目)

今回取り上げる

「和音連続によるメロディ」とは

このような書法のこと。

和音が連続し、そこにメロディも含んでいるやり方です。

 

演奏ポイントとして、

「メロディのみで音楽を進めようとしないこと」

これが重要です。

スラーでフレージングが示されていますし

音楽を横に流していく意識を持つのは当然です。

しかし、

メロディラインのみでそれをやろうとしている演奏が目立ちます。

「それぞれの和音の響きの違いをよく聴きながら弾き進めていく」

ということも同時におこなうべきです。

 

この譜例の箇所では、

Ges音とB音が共通音で連打されるので

同じハーモニーの中で連打されているようですが、

メロディが動いているので

瞬間的にできるハーモニーの色彩は変わっていく。

こういったことを感じながら演奏しないと

「ダイナミクスは小さくとも響きのつまったハーモニー」

を作ることができず、

耳のいい聴衆には気づかれてしまいます。

 


 

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