【ピアノ】ハモリにおけるバランスのとり方

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本記事では、
ハモリにおけるバランスのとり方
を音程別に解説しています。

「3度」や「6度」が連続するハモリ

 

3度や6度の場合は、

「上方に位置する音をやや骨太に演奏する」

これが基本です。

時々、

3度や6度のハモリでも

「下方に位置する音が主旋律になっているケース」

がありますので、

その場合は例外となります。

 

「4度」や「5度」が連続するハモリ

 

「連続4度」や「連続5度」は

空虚な硬い響きがします。

したがって、

作曲家はメロディックなラインというよりは

「マス(塊)」としてサウンドを聴かせたい時や

「ファンファーレ」のようなサウンドで

これらの音程を連続させることが多いのです。

その場合は、

「両声ともに同程度のバランスで演奏する」

このようにすると

むしろ硬いサウンドが引き立ちます。

上方に位置する音がメロディックなラインになっているケースも

ないわけではありません。

その場合は、

上声をやや骨太で演奏するようにしましょう。

 

つまり、

楽曲は多種多様ですので

音程ごとの「ある程度の傾向」をお伝えすることしかできません。

譜読みの際に

出てきたパッセージをその都度解釈して、

どのようなサウンドで演奏すべきなのかを判断していく必要があるのです。

 

「2度」や「7度」が連続するハモリ

 

これらは近現代の作品などでは頻繁に出てきます。

多くの場合は

メロディックなラインは想定されておらず、

「ぶつかったくすんだ響き」

サウンドとして求められているケースがほとんどです。

(いわゆる「無調音楽」では、

不協和の中にカンタービレを持ち込むケースも多くあるので

今回は考慮外とさせていただきます。)

 

したがって、

これらの音程が連続するときは

「両声ともに同程度のバランスで演奏する」

これを基本と考えておきましょう。

どちらかの声部を強調してしまうと、

ぶつかった響きの印象が薄れてしまうので

作曲家の意図から離れてしまう可能性があります。

 

連続8度

 

「ハモリ」というよりは

通常の「オクターブユニゾン」です。

連続8度では、

・上声をやや骨太に演奏するケース
・下声をやや骨太に演奏するケース
・両声ともに同程度のバランスで演奏するケース

それぞれを有効に用いることができます。

これについては、

以前に

各声部のバランスのとり方

という記事で解説していますので

あわせてご覧ください。

 


 

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