【ピアノ】伴奏の中から隠されたメロディを拾い上げる

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本記事では、
「伴奏のパートに隠されたメロディを拾い上げる」という、
一種の楽曲分析について解説しています。

 

本記事で取り上げている楽曲は

パブリックドメインになっている作品です。

出版社が独自につけたアーティキュレーションなど

権利に関わる部分は一切表示しておりません。

譜例はFinaleで作成したものです。

 

具体例として

メンデルスゾーン「無言歌集 第2巻 ベニスの舟歌 op.30-6」

を取り上げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は同様です。

譜例(5-6小節目)

左手は伴奏パートになっていますが、

そのトップライン(青いマーカーで示したライン)は

「メロディ」になっています。

3度のハモリのバランスをとって、

上の音が多めに聴こえるようにコントロールすべきです。

 

このように、

「伴奏パートの中から隠されたメロディを抽出するテクニック」

非常に重要な基礎技術と言えます。

譜読みの段階でこういった部分を

見抜けるようになるのが望ましいところです。

では、どうすればいいのか?

一番やさしい観点でご紹介します。

 

(再掲)

例えば譜例の箇所の場合、

隠されたメロディを見抜くポイントは、

「丸印をつけたCis音」にあります。

このように

「ある程度音程が離れた位置で鳴る音」

というのは

「バス音」または「保続音」として想定されている場合が多いので

その音を区別して考えてみると

隠されたメロディを見抜くヒントになります。

 

当たり前のことのようですが、

音数が多い楽曲になればなるほど

こういった「整理」

ポイントになると言えるでしょう。

 

◉大人のための欲張りピアノ [メンデルスゾーン ベニスの舟歌 op.30-6] 徹底攻略

 


 

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