【ピアノ】作曲者がピアノ曲に作った「無伴奏表現」を読み取ろう

ピアノソロの楽曲にも、
作曲家が意図的に作った「無伴奏部分」があります。
音楽表現上、非常に重要となってくる部分ですので、
本記事で「その見つけ方」「演奏上の注意点」をご紹介します。

 

本記事で取り上げている楽曲は

パブリックドメインになっている作品です。

出版社が独自につけたアーティキュレーションなど

権利に関わる部分は一切表示しておりません。

譜例はFinaleで作成したものです。

 

具体例をひとつあげます。譜例をみてください。

 

ベートーヴェン

「ピアノソナタ第1番 ヘ短調 作品2-1 第2楽章」8-9小節目

8小節3拍目のメロディが「無伴奏部分」です。

したがって、

譜例に示したようなペダリングをしてしまうと、

前の音響が無伴奏部分にもかかってしまうため

音楽的に不自然になってしまいます。

無伴奏部分はペダルで前の響きを残さずに

「solo」にしてあげましょう。

重要な演奏ポイントです。

 

ここで疑問が出てくるのは「休符」について。

ピアノの譜面というのは

「煩雑さを避けて、なるべく利便性を考えた記譜をする」

ということも重視されます。

したがって、

「譜面上は休符になっていても、ペダルで前の響きを残すべき箇所がある」

というのは当然のことです。

 

では、

譜例のように「無伴奏」とすべきところは

どうやって見分ければいいのでしょうか。

「アウフタクトの箇所のメロディ」

これが注目すべきポイントです。

 

再掲

譜例のように、

アウフタクトの位置(ここでは8小節3拍目)

次の小節へ向かうメロディが書かれていて、

なおかつ、

その箇所の他の声部が休符になっている場合

おおかた「無伴奏表現」を意図しています。

曲のはじめにも多いやり方ですね。

(ショパン「ノクターン第1番、第2番」ほか多数)

 

「無伴奏表現」というのは

アウフタクト以外でもよく出てきますので、

その都度判断していかなくてはいけません。

 

「ペダルで前の響きを残すかどうか」

こういったことに関わってくる

表現上非常に重要な観点です。

ぜひ意識してみてください。

 


 

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