【ピアノ】楽曲分析における重い腰の上げ方

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楽曲分析で重い腰が上がらない原因を挙げて、
やらねばという気持ちと重い腰との折り合いの付け方
をまとめました。

 

やさしい曲でまなぶ「楽曲分析(アナリーゼ)」の基礎①

という記事で、

クレメンティ「ソナチネ Op.36-1 第1楽章」を題材に

音楽理論の知識がなくてもできる

カンタンな「楽曲分析(アナリーゼ)」

について解説しました。

 

タイトルの回収からいきます。

上記の記事を参考に

どんなに小さな作品でもいいので

まずは1曲分析することだけを目指して

トライしてみてください。

 

たいてい、いきなり目標を高くもちすぎるので

達成できなかったり

それによって

やる気が失われたりしてしまいます。

 

これを意識しても

まだなかなか

楽曲分析に踏み込むことができない方が多くいることも

予想できます。

以下のようなことを感じるからではないでしょうか。

◉ 分析した内容のすべてが演奏に直結するわけではない
◉ 音楽理論をやっていないことにまだ引け目を感じている

 

分析した内容のすべてが演奏に直結するわけではない

 

分析で得た情報をどう活用するのかは

まったく自由です。

確かに、

必ずしも分析内容のすべてが

演奏に直結するとは限りません。

しかし、楽曲の学習とは

演奏の質を上げていくことに加えて

その楽曲をありとあらゆる面から理解することも含まれます。

それらが一部では関わり合っているわけですね。

 

目の前の楽曲について、
楽曲の詳細知識をはじめ
音楽の成り立ちについても知る。
そのうえで、音そのものにも向き合う。
音にしてみたことで見えてきた情報も吸収する。

これをせずに

ただ単に音だけを追いかけていて

楽しいのでしょうか。

 

楽器と対峙しているだけで分かることもありますが、

やはり、楽器と離れたところで

作品について理解しようと努力しなければ

より深く理解することはできません。

両方のアプローチが必要です。

 

音楽理論をやっていないことにまだ引け目を感じている

 

和声や対位法をはじめとした

さまざまな音楽理論は

学習して身についているに越したことはありません。

しかし、これらの学習は

かなり「時間」と「体力」と「金銭的負担」を要するため

その人の状況によっては

トゥーマッチになってしまいます。

 

それに、

最低でも楽典で扱われている知識さえあれば

その他の高度な音楽理論を学んでいなくても

楽曲分析をすることはできます。

和声記号をつけたりすることだけが

楽曲分析ではないからです。

これを、ぜったいに勘違いしないようにしてください。

 

まずは、

上記の分析記事(やさしい曲でまなぶ「楽曲分析(アナリーゼ)」の基礎①

を参考に

ごく小さな作品を分析してみる。

 

作品そのものの中に

和声というものが含まれています。

対位法というものも含まれています。

上記のクレメンティのソナチネでは

曲頭に「ドーミドソッソ」という「分散和音によるメロディ」が出てきますが、

これも、

広義で見た場合における

楽曲の中にある和声の一種。

また、4小節目などに

「ちょっとした追っかけ」が出てきますが

これも、

広義で見た場合における

楽曲の中にある対位法の一種。

 

作品を通して

まずはざっくりとつかんでいくことを

繰り返していくと

だんだんと理論的な内容の感覚が理解できてきます。

 

そういったことを繰り返したうえで

やっぱり音楽理論の学習が必要だと思えば、

そのときは腰を上げて学べばOK。

 


 

繰り返しますが、

本記事でいちばん言いたいことは

「どんなに小さな作品でも、まずは1曲分析することだけを目指してトライしてみる」

ということ。

今の力で見つけられることだけ読み取ればOKくらいの気持ちで

取り組んでみてください。

 

 


 

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