【ピアノ】運指力の上げ方

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運指力を上げたいのであれば
通常通り、実際の楽曲をコツコツ読んでいくことに加えて、
第三者の意見をもらえる環境を意識的につくりだすしかありません。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

運指について学ぶときには

実際の作品を使って試行錯誤していき

その長年の積み重ねで

素早くよりよい運指をつける力が上がってくるわけです。

このやり方がいちばんの基本。

 

しかし、

運指というのは他のテクニックと同じく

意識的に運指力の向上を目指さない限り

ある程度のところで運指能力の伸びが停滞してしまうのです。

 

とある世界的ピアニストがマスタークラスで

「メロディに対して、必要以上に親指を使いすぎないこと」

と注意していました。

一箇所のみではなく

その受講生が普段から親指を使いすぎる傾向にあることを

講師は見抜いたわけです。

もしだれからも指摘されなければ

ずっとこのクセは残り続けたでしょう。

どうしてかというと、

親指を使いすぎても一応弾けてしまうからです。

弾けなければ

さすがに演奏者は別の手を考えるはず。

しかし、そうではないので

自力で運指をつけることをどんなに繰り返しても

こういった部分は改善されません。

 

先ほど、

意識的に運指力の向上を目指さない限り

ある程度のところで運指能力の伸びが停滞してしまうと書いたのは

こういうことです。

 

結局のところ、

運指力を上げたいのであれば

通常通り、実際の楽曲をコツコツ読んでいくことに加えて、

第三者の意見をもらえる環境を意識的につくりだすしかありません。

第三者の意見というのは

必ずしも実際のレッスンからでなくてもよく、

書籍で学ぶのでもいいでしょう。

書籍は自分のクセを指摘してくれませんが、

第三者の運指についての考えを取り入れることで

引き出しが増えたり

場合によっては

「ひんぱんに起きがちな良くないクセ」

などといった内容が紹介されていることもあり

見直しにプラスとなるはずですので。

 

学習のコツがあります。

書籍で運指を学ぶのであれば

運指の項目のみにしぼってガバっと何冊も読んでください。

 

ピアノ奏法を扱ったあらゆる書籍では

たいてい、運指についても項目を立てて解説してくれています。

まずは、運指についての項目のみをかいつまんで

あらゆる書籍の内容を一気に吸収してください。

そうすることで、

複数の著者が言っていることの共通点が見えたり

単純に情報の量が増えたりと

蓄積されるものを実感できるでしょう。

幅広くさまざまなことが書かれている奏法書籍を

はじから読んでいくよりも

短時間で集中して

運指についての学びを深めることができます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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