パブリックドメインになっている作品です。
出版社が独自につけたアーティキュレーションなど
権利に関わる部分は一切表示しておりません。
譜例はFinaleで作成したものです。
ショパン「24のプレリュード 第15番 雨だれ Op.28-15 変ニ長調」ワンポイントレッスン!
譜例(Finaleで作成、1-19小節目の左手に隠されたラインを取り出したもの)
「実線カギマーク」で示した箇所は、
右手のメロディと6度もしくは10度などでハモっているところです。
バランスとして、右手のメロディよりも大きくならないように。
「点線カギマーク」で示した箇所は、
メロディを「オクターブユニゾン」でなぞっているところです。
「オクターブの響き」というのはある意味では
「空虚で特徴のある音」なので、
作曲家は「どこにオクターブの響きを持ってくるか」
ということを我々が思っている以上に丁寧に選んでいるはずです。
「部分的に要所だけをなぞっている」
というのがポイントです。
このような一聴した感じ演奏とは関係のなさそうに思える部分が重要。
まずは「響き」を丁寧に確認するところが
より深く音楽を理解するための第一歩です。
今回の内容を「スクロール動画」で学びたい方はこちら!
ショパン「雨だれの前奏曲」を更に学びたい方へ
大人のための欲張りピアノ [雨だれの前奏曲] 徹底攻略
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
Twitter
(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
コメント