【ピアノ】ペダルに頼りすぎずに運指でレガートへ肉薄するのが原則

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ペダルに頼りすぎず、運指でレガートへ肉薄すること。
そして、その運指を見つけるのを簡単にあきらめないこと。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

ダンパーペダルに頼ることで

手は離してしまっても

音をつなげることができます。

一方、

レガートにすべきところでは

可能な限り運指でつなげられるように肉薄したほうが

最終的な出音は、よりレガートに近づきます。

 

分散和音などで試してみてほしいのですが、

たとえペダルで音をつなげていても

手ではスタッカートで演奏すると

出てくる音の連なりは

完全なレガートには聴こえません。

ペダルはレガートにとって

補助的な存在でしかないということです。

 

【補足】
完全なレガートに聴こえない理由に関しては
【ピアノ】なぜ、打鍵速度が大事なのか
という記事にヒントを書いています。

 

以下の譜例を見てください。

 

ドビュッシー「前奏曲集 第1集 亜麻色の髪の乙女」

譜例(PD作品、Finaleで作成、14小節目)

ここでは、

一例として譜例に書き込んだ運指を使うと

指でレガートにすることができます。

特にこの譜例のような

非和声音もからみながら動いているようなところでは、

ペダルに頼ってしまうと

濁りが生じてしまう可能性が高いので

まずは、レガートを実現できる運指を探すことに力を注いでください。

 

分かっていても

運指ではつなげられないと思い

すぐに諦めてペダルへ頼ってしまっていませんか。

ほんとうにムリな部分というのももちろんありますが、

◉ 替え指を取り入れたらどうか
◉ もう一方の手で取ることはできないか
◉ 他の版に書かれている運指はどうか
◉ せめて、ペダルに頼るところを最小限にできないか

などと、あらゆることを考えてください。

 

とにかく、簡単にあきらめないで考えないと

いつまで経っても

自分ひとりで立派な音楽へ仕上げる力はつきません。

 

✔︎ あわせて読みたい
【ピアノ】レガートペダル入門

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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