【ピアノ】暗譜で失敗しない運指の決め方

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繰り返しでは
出来る限り共通した運指を使うべき理由と、
「ほとんど同じだけれども、少し異なる繰り返し」
における運指の決め方をあわせて解説します。

 

暗譜で失敗しないためには、

運指で気をつけるべきことがあります。

「繰り返しでは、出来る限り共通した運指を使う」

ということ。

 

「音楽の内容は似ている、もしくは同じだけれども、運指は整合性がとれていない」

これでは、間違えてもう一方の運指を使ってしまい

そこでアクシデントが起こる可能性も。

動揺して暗譜にも影響が出てきてしまうでしょう。

 

例えば、ソナタ形式における

提示部の第2主題と

再現部の第2主題は

別々の調になることが多いのですが、

このときに

「音型はほぼ同じだけれども、調が異なる繰り返し」

に出会うことになります。

 

以下の3ステップで

運指を決めるといいでしょう。

① まず、提示部の第2主題の運指をかためる
② その運指を、いったん再現部の第2主題へ丸写しする
③ 再現部の第2主題をさらい、運指変更が必要な部分のみ変更する

 

このようにすると、

ほんとうに変えざるを得ない部分を除き

それぞれのセクションの運指に共通点をもたせることができます。

 

「いったん丸写しする」というのがポイントで、

これをやらずに再現部の第2主題をさらい始めると

提示部のそれと整合性がとれていない運指

をつける可能性がでてきてしまう。

 

今回はソナタ形式における繰り返しを例に挙げましたが、

繰り返しであれば

他の形態にも広く応用ができる決め方です。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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