アーティキュレーションというと
様々な定義がありますが、
「スラーやスタッカートなどをどこに付けてどんな表情のフレージングにするか」
というニュアンスが強いですね。
一方、
それと関連する重要ポイントがもうひとつあります。
「音の長短」です。
アーティキュレーションには
「音の長短をどうするか」
ということもすべて含まれています。
もちろん、
スタッカートにすると音は短くなりますが
ここで言いたいのは
「どれくらい短くするか」という観点。
スタッカートにも様々な長さがあります。
また、
バッハの作品などで
8分音符をノンレガートで演奏することがありますが、
「どれくらいの長さにするのか」
こういったことを決定するのも
アーティキュレーションのうちなのです。
それらによって
音楽の性格がまったく変わってくるので。
切り方がいつも一緒になってしまうと
音楽表現としては
幅が無くなってしまう。
その箇所の音楽表現に合うように
ていねいに音の長短を決定していきましょう。
コメント