【ピアノ】スラー以外を参考にフレーズの長さを見抜く方法

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「スラー以外を参考にフレーズの長さを見抜く方法」
はいくつかあるので、
本記事では
その中のひとつを解説します。

 

スラーがフレーズの長さを示しているケースもありますが、

そうでない場合も多々あり

悩むことも多いのではないでしょうか。

 

スラー以外を参考にフレーズの長さを見抜く方法について

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.333 第1楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)

素材の繰り返しを見て

カギマークで4つの部分に分けましたが、

大きな意味でのフレーズは長く、

曲頭から4つ目のカギマークの終わりまで。

 

何を参考に判断しているのかと言うと

「メロディの音価」です。

1〜3回目までは付点4分音符で次へつなげていますが、

4回目のみ「4分音符+8分休符」で区切りをつけています。

これらを参考にすると、

「4分音符+8分休符」のところまでは

1回1回終わらせた印象にならずに

大きな流れをもって弾くべきだと判断できますね。

 

いわゆる力のある作曲家が書いた作品の場合は、

こういった細かなところからも

求められている音楽を読み取ることができると

踏まえておきましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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