スラーがフレーズの長さを示しているケースもありますが、
そうでない場合も多々あり
悩むことも多いのではないでしょうか。
スラー以外を参考にフレーズの長さを見抜く方法について
具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.333 第1楽章」
譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)
素材の繰り返しを見て
カギマークで4つの部分に分けましたが、
大きな意味でのフレーズは長く、
曲頭から4つ目のカギマークの終わりまで。
何を参考に判断しているのかと言うと
「メロディの音価」です。
1〜3回目までは付点4分音符で次へつなげていますが、
4回目のみ「4分音符+8分休符」で区切りをつけています。
これらを参考にすると、
「4分音符+8分休符」のところまでは
1回1回終わらせた印象にならずに
大きな流れをもって弾くべきだと判断できますね。
いわゆる力のある作曲家が書いた作品の場合は、
こういった細かなところからも
求められている音楽を読み取ることができると
踏まえておきましょう。
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