【ピアノ】「森を見て木も見る」ことの重要性

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本記事では、
「森を見て木も見る」という、
ピアノ演奏における
フレージングに関する重要観点について
その重要性を解説しています。
以前に別記事でも紹介した内容ですが、
非常に重要かつ、
ある程度弾ける方でも見落としがちな項目ですので、
加筆して再度紹介します。

 

ピアノ演奏を含め楽器演奏では、

「森を見て木も見る」

という視点が重要。

 

例えば、4小節を一息で演奏するメロディがあったら、

「数音単位での細かいニュアンスは考えても、4小節を大きくひとつでとるという視点を忘れない」

ということ。

自分の中で意識があるかどうかで

出てくる音に大きな違いがあります。

 

「森(大きなフレーズ)」だけ見ていると

細部のバランスがとれずに荒削りになりますし、

「木(数音単位での細かいニュアンス)」だけ見ていると

フレーズが細切れになって音楽が流れません。

そこで、「森を見て木も見よう」ということなんです。

 

ピアノという楽器は

音が減衰することもあって

フレーズが切れてしまっているかどうかに

意外と気付きにくかったりします。

ある程度弾ける方の中にも

フレーズの短さが課題となっている学習者が多いのは

こういったことも理由のひとつなのでしょう。

まずは、自分の中で意識を持てるかどうかが大きい。

 

特に注意が必要なのは

「ゆっくり練習(拡大練習)」をするとき。

 

ゆっくり練習というのは

非常に重要な練習ではあるのですが、

どうしてもフレーズが短くなってしまいがち。

つまり、

「森を見ずに木だけ見る」

という状態になってしまいやすい。

その結果、それがクセになってしまうと

テンポを上げたときにマイナスになってしまいます。

 

ゆっくり練習をする際も

◉ 音楽の横への流れを意識すること
◉ フレーズの長さを意識すること

これらを忘れてはいけません。

 

通常のテンポでさらうときも

ゆっくりさらうときも

「森を見て木も見る」

という視点をもって練習していきましょう。

 


 

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