【ピアノ】アルペッジョがある場合とない場合との響きの違いを調べよう

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楽曲理解のヒントは、
「あくまで ”練習として” アルペッジョを取り除いて音を出してみる」
という実験にあります。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

本記事では、

今までも解説してきた内容を

別の角度から再度ご覧に入れます。

 

アルペッジョがでてきたら必ず、

その文脈における意味を考えることが大切です。

少なくとも優れた作曲家であれば

何となくでアルペッジョを書く人はいません。

 

楽曲理解のヒントは、

「あくまで ”練習として” アルペッジョを取り除いて音を出してみる」

という実験にあります。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「エチュード集(練習曲集)Op.10-11」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

この楽曲の場合は

上下段両方にアルペッジョが書かれていますので

ピアノが弾ける家族や友人に片方の段を弾いてもらい

あなたがもう一方の段を弾いてみましょう。

アルペッジョをすべて取り除いた状態で。

 

そして、アルペッジョがない場合との響き違いを感じてください。

どんなにていねいに音を出しても

どんなに心を込めて弾いても

アルペッジョで弾いたときのような優雅さは出せません。

これがポイント。

 

一般的に、

手が届かないような音程に書かれている

と思いがちなアルペッジョですが

そんなことは、はっきり言ってどうでもいいのです。

書かれていなくても届かなければ

分けて弾くかアルペッジョにせざるを得ないですから。

「手が届かないから」ではなく

「表現」としてアルペッジョが書かれている可能性

疑ってみてください。

 

繰り返しますが、

アルペッジョがでてきたら必ず、

その文脈における意味を考えることが大切です。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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