【ピアノ】取り組む楽曲の楽譜は2種類持とう

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本記事では、
練習を効果的に進めるために必要なことを
楽譜のチョイスの面から紹介しています。

 

楽譜というのは、

出版社、校訂者によって

アーティキュレーションなどが異なっていたりします。

そういった理由もあり、

「この作曲家、この楽曲ではどの版を使えばいいのか」

などといった話題が出てきます。

 

一方、今回取り上げたいのは

「2種類目の併用する楽譜」についてです。

1種類目の楽譜をメインで使って勉強し、

困ったことなどを2冊目で調べます。

 

オススメする組み合わせの例を挙げておきます。

 

◉「ベートーヴェン」
ヘンレ版をメインとし、「シュナーベル 校訂版」もしくは「園田高弘 校訂版」を併用する
◉「J.S.バッハ」
ヘンレ版をメインとし、「園田高弘 校訂版」を併用する
◉「ショパン」
エキエル版をメインとし、「コルトー版」を併用する
◉「ラヴェル」
デュラン版をメインとし、「ペルルミュテール校訂版」を併用する

 

その他、

「春秋社」の楽譜は

比較的「運指」が豊富に書かれている傾向にありますので、

どんな作曲家に取り組む際でも

運指に困ったら参照してみるといいでしょう。

 

また、曲数は限られてしまいますが、

「NHK スーパーピアノレッスン」のテキストは

現在では廃版ながらも

マーケットプレイスなどで手に入りますので

必要に応じて併用できるかと思います。

 

練習の進め方としては、

「あくまでもメインとして使う書籍は1冊にしぼる」

ということが重要。

解釈などを考える上で

併用楽譜を参考にするのはオススメできますが、

「メインとしてはこの楽譜を元にしている」

ということをはっきりと決めておかないと

情報の出どころがわからなくなってしまうため、

数年経って改めてその楽曲を練習する際に

たいへん非効率になってしまいます。

 

国際コンクールなどで

使用している楽譜の版を届け出ることもありますが、

それは単に審査としてのジャッジに必要なだけでなく

「何に基づいた学習をしてきているのか言えないようではいけない」

とでも言われているような印象さえ感じます。

 

このブログでも、

◉ 何に基づいた学習をするのか
◉ 全編で整合性を保った学習をするためにはどうすればいいのか

という視点を伝え続けています。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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