【ピアノ】急速かつ大きな跳躍があっても音楽を崩さないために

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本記事では、
「拍の感覚を整理しておくことの重要性」
をお伝えしています。
拍の感覚が乱れやすいところの代表例
を取り上げて解説します。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 ヘ短調 op.57 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、コーダの入り)

 

黄色マーカーで囲った箇所は

演奏の仕方に注意が必要です。

このような「急速かつ大きな跳躍」では

手の移動に時間を要することで

拍の感覚が大きく崩れてしまう可能性があるからです。

拍の感覚がなくなると

音楽の骨格が崩れてしまいます。

 

理想的には

「瞬時に手を移動させてもミスしないように練習する」

これが望ましいのですが、

もうひとつの選択肢があります。

「多少引き伸ばしてでも1拍目を意識して演奏する」

という方法。

 

つまり、

「イーチ・ニ・サン」

というように

1拍目がやや広がっていることを踏まえて

その拍をつくる。

そうすることで

2拍目以降も崩れずに安定するのです。

 

これをせずに

1拍目を曖昧に弾いてしまうと、

たいてい2拍目も失敗します。

 

「引き伸ばしても、自分の中の拍感覚までは放棄しない」

これは

特に中級以上になってくると必須。

上記譜例よりももっと極端な

◉ ぜったい拍に入らない極端な跳躍
◉ ぜったい拍に入らない細かなパッセージ

なども多く出てくるからです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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