【ピアノ】打鍵角度が音色を多彩にするポイントのひとつ

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打鍵角度を使いこなせるようになると
確実に音色の幅が広がります。

 

本Webメディアでは

「打鍵角度」という言葉をよく使います。

 

指を寝せ気味にして腹を使い

広い面積が鍵盤へ接触するように打鍵すると

まろやかな音になり、

指を立てて指先を使い

狭い面積が鍵盤へ接触するように打鍵すると

比較的芯のある音になる。

 

こういった、打鍵時の鍵盤に対する指の角度のことを

「打鍵角度」と呼んでいます。

この角度のコントロールが

音色を多彩にするポイントのひとつ。

加えて、

「打鍵速度」もコントロールすることで

さらに多彩に音色をコントロールできます。

 

これは、

指の送り込み方が

弦を打つハンマーの動作に

微妙な影響を与えるために出てくる音色差。

 

以前、

【30秒で学べる】「レガート奏法 〜ブルグミュラー[牧歌]を題材に〜」ワンポイントレッスン

と言う記事で

「砂かき分け奏法」

と言わんばかりの弾き方を取り上げました。

この指の送り込み方をすると

とてもまろやかな音色が得られるのですが、

どうしてなのでしょうか。

答えはシンプルで、

砂かき分け奏法を使うと

勝手に、自然に、

指の腹の広い面積を使うことになるからです。

指を立てて狭い面積でコツンと打鍵したような音

にはなりません。

 

ピアノの構造上、

指での打鍵角度を変えても

弦に対してハンマーの打つ角度が変わるわけではありません。

それなのに

打鍵角度によってハンマーの動き方自体には影響があり

音色にも影響があるというのが

タッチの奥深いところですね。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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