ある箇所で歌おうと思うと、
どうしても
「強く」弾いてしまうことが多いと思います。
その方法は決して間違っていません。
一方、
歌う方法を他にも覚えておくと
表現の幅が広がります。
そのうちのひとつを学習しましょう。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、73小節目のメロディ)
ここでは右手のメロディに「アクセント」がついていますが、
強く弾いてしまうと何だかしっくりきませんよね。
そこで、
「アクセントの付いている音に少しだけ長くとどまる」
と解釈するのがいいでしょう。
「強調の仕方」もダイナミクスだけではないのです。
このように、
◉ フレーズを明確にするためにはどうやって音を扱っていいか
◉ どのように時間を使ったらいいか
◉ どのように時間を使ったらいいか
を考えることで、
勝手にアゴーギクがついてくれます。
この方法をとることで
必ずしも強く弾かなくても歌うことができます。
どのような方法で歌うかは
作品のタイプや前後関係などによって
自身で判断していかなくてはいけません。
そのためにも
いくつかの手を知っておくことは
プラスになるでしょう。
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