譜例は「8分音符単位」で作っていますが、
4分音符単位などでも基本的な考え方は同様です。
また、
実際の楽曲では
右手の方に3のリズムがくるというように
左右の手の役割が逆になっている作品もありますが
やはり基本的な考え方は同様です。
この譜例のように、
片方の手で2のリズム、もう片方の手で3のリズムを演奏する箇所は
ある程度学習が進んでくると多く出てきますよね。
演奏の仕方には大きく2つあります。
◉ 2のほうの手をいちばん意識して、そこに3を乗せる
このどちらかの方法をとるしかありません。
今までに会ってきたピアノ弾きは
「3のほうの手をいちばん意識して、そこに2を乗せる」
こちらのやり方をするほうがやりやすい
という方が圧倒的多数でした。
(再掲)
つまり、
この譜例で言うと
「左手の3を意識し、点線の位置に右手の2つ目を音を入れる」
と考えながら弾くということです。
理論上、点線は左手の2-3のちょうど真ん中の位置に入ります。
まずは「かなりゆっくりのテンポ」でこれを練習してみましょう。
練習方法としては、
「右手の2を省いて、左手の3だけで繰り返し弾いておく。
そして、その3を確実に意識できるようになってから右手を乗せる」
というステップを踏むのが効果的です。
ちなみに、
「2のほうの手を一番意識して、そこに3を乗せる」
というやり方をとることも可能ではありますが、
その場合は
以下の譜例のように頭を働かせる必要が出てきます。
左手の3を細かく分割し
タイで結んでいるように想定しながら
右手と合わせていく必要があります。
先ほどの逆の例のほうがずっとカンタンですよね。
2:3のリズムは、
はじめのうちはぎこちなくなってしまいがちです。
しかし、慣れればまったく怖くありません。
今回の譜例のようなシンプルなもので練習して
リズムをカラダに入れてから
実際の楽曲に向かってみましょう。
ここまではリズムの入門編です。
という記事では、
このリズムについて
もう一歩進んだ話題を取り上げています。
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