♬ 先生へ質問する「量」に注意
♬ 質問すると嫌がられがちな内容
こういった項目について解説します。
独学の方も、
スポット(単発)のアドバイスレッスンを受ける機会などは
あるでしょうから、
ぜひ目を通しておいてください。
私自身、いくら年齢が上がっても未だに修業中であり
質問者側にも指導者側にもなります。
主に指導者側として感じたことを書きますが、
自分への戒めの意味も込めて記事にしました。
記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
■指導者へ質問するときの注意点
♬ 先生へ質問する「量」に注意
「質問する量」として踏まえておくべきなのは、
「質問をできる量は少なめに見積もっておくべき」
ということです。
質問をたくさんすること自体はいいことです。
自身で練習時間などを捻出している大人の学習者さんは
たいへん熱心な方が多いので、
指導者側も熱が入ります。
しかし、
熱心なのは素晴らしいことなのですが
一度に何十個もの質問を書き出してきて
責め立てるように質問をして来られるのには
困ることがあります。
「説明して伝わったと思っても、実は2割くらいしか伝わっていなかった」
ということは非常に多い。
ですので、
一つの質問に対して
より正確性を増して理解してもらうために
具体例なども交えて解説すると
ある程度の時間がかかります。
ところが、
熱心な方に限って
こちらの話をさえぎり強制的に終わらせて
次の質問をし始めがちなのです。
「とりあえず、今自分が持っている疑問を表面的にでもすべて解決しておきたい」
という気持ちは分かります。
レッスン代も払っていますからね。
しかし、
そのさえぎり方は失礼なのです。
強制終了だけはほんとうに気をつけましょう。
「質問のうちのいくつかはできない可能性がある」
と思っておくことが必要です。
そして、いくつもききたいことがある場合は
必ず質問順番(優先順位)を決めておくといいでしょう。
♬ 指導者や発信者へ質問すると嫌がられがちな内容
これは指導者や発信者によっても異なるでしょう。
私が気になるのは、
「何を使って、いつ、どのようにやれば成功するのか」
といった内容をすべて具体的にきき出そうとされることです。
これ、個人レッスンであればまだOK。
その場できき出さないと
レッスンが終わって帰宅しないといけないからです。
しかし、ネット上でこの質問が “即座に” 飛んでくると困ります。
例えば、私が、
「◯◯を練習すると、多声部の扱いの勉強になる」
などと言うと、
間髪入れずに
「どの難易度の段階で、どの楽譜を使って、どれくらいの期間練習すれば弾けますか?」
などと早速話題をずらしてくる。
効率や難易度のことばかりを知りたい気持ちもわかります。
しかし、
まずは「多声部扱いの学習効果」について話しているわけですし、
概念や傾向についてのアドヴァイスをしているのであって
「できそうかできなさそうか」
みたいなことは
とりあえずご自身で調べていただきたいのです。
その結果悩んでいるのであれば
効率や難易度などについても
私なりの見解をお伝えすることはできます。
このようにしないと
コミュニケーションが成立しません。
他に指導者や発信者へ質問すると嫌がられがちな内容としては
「オススメの曲を知りたがるけど、再度その話題を出すと結局聴きもしていない。
そしてまた新たなオススメの曲を質問してくる」
などというのもあるあるです。
この良くなさついては
詳しく書くまでもないですよね。
あれこれ書き連ねてしまいましたが、
結局のところは
ということに集約されると思います。
繰り返しますが、
私自身が質問者側になることもあります。
そのときは
本記事のような内容を心がけています。
適切なコミュニケーションをとりたいですよね。
少し厳しい内容が続きましたが、
是非日頃のピアノライフに活かしてください。
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