【ピアノ】ペダルの深すぎに気付ける耳をもとう

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ペダルが深すぎて濁っていても気付かずにいる演奏って、
結構耳にします。
弾いている自分の耳で
それに気付けるようになるのが理想です。

 

練習している曲の楽譜に

ペダル記号が書かれている場合もあると思いますが、

近現代の一部の作品でもない限り

どれくらいの深さ(厚さ)で踏むかは

書かれていません。

 

ペダル記号が書かれているからといって

いつも最深まで踏み込んでいると

音響が濁ってしまうことがあります。

例えば、次のような例。

 

ショパン「ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1(小犬)」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、5-8小節)

多くの版では

このようにペダル記号が書かれていますが、

これを最深の踏み込みでペダリングすると

グワングワンに濁ってしまいます。

テンポを相当速く弾けば

多少軽減されたように聴こえますが

やはり、

ペダルを浅め(薄め)にすることも必要でしょう。

 

ちなみに、筆者自身は

この譜例の箇所では

いっそのことノンペダルでいくのもアリだと考えています。

 

この例とともにお伝えしたかったのは

「ペダルの深すぎに気付ける耳をもとう」

ということ。

 

ペダルが深すぎて濁っていても気付かずにいる演奏って、

結構耳にします。

◉ 楽譜に書かれているペダル記号を、そのまま鵜呑みにしない
◉ その通り踏む場合でも、踏み込む深さを良く考える

このふたつを踏まえたうえで

耳をよく使いながら演奏していきましょう。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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