【ピアノ】譜読みで、頭ん中Lentoにしないほうがいい場合

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ゆっくりのテンポで譜読みをしていくのはOKです。
一方、それが急速なテンポの楽曲の場合は
「今決めていることが、速いテンポでおこなわれた場合にも上手くいきそうか」
という観点をあわせもたなくてはいけません。

 

譜読みのときには

◉ 運指付け
◉ ペダリングの決定
◉ アーティキュレーションの解釈

などのあらゆることを

ていねいに決定していくべき。

 

ただし、ひとつ注意点があります。

急速なテンポの楽曲の場合は

「今決めていることが、速いテンポでおこなわれた場合にも上手くいきそうか」

という観点もあわせもたなくてはいけません。

 

例えば、

ゆっくりのテンポで考えているときは

ペダルを1小節に何回も踏み替えることができます。

しかし、

最終的にテンポが上がったら

そんなに細かなことはできなくなるかも知れません。

 

どんなことも

クセがついた後で直すのはたいへんですから、

できる限り譜読みの段階で判断すべきです。

 

ゆっくりなテンポのときだからこそできることがある。

極端な例ですが、

一部のベートーヴェンのピアノソナタにおける緩徐楽章では

64分音符やらなにやらが出てきて

楽譜が真っ黒の作品もありますよね。

あれは、

ゆっくりなテンポだからこそできるもの。

同じ内容のまま

テンポを急速にしてしまったらどうでしょう。

おそらく演奏不可能でしょう。

 

譜読みで決定していく内容においては、

これと似たような状態を

意外と不注意につくってしまう。

 

頭ん中Lentoにしないほうがいい場合、

分かっていただけましたか。

「しないほうがいい」と言いますか、

仕上げたいテンポとの “両方の視点” で

譜読みしていくようにするのがベストです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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