【ピアノ】音価によるテンポ変化を見分けよう

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本記事では、
テンポ自体は変わっていなくても
テンポが変わったように聴こえる記譜について
話題にしています。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「ノクターン第20番 嬰ハ短調 レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(遺作)」

譜例(PD作品、Finaleで作成、15小節目

この箇所では、

「8分音符による3連符」→「16分音符」→「16分音符による3連符」

といったように、

テンポ自体は変わっていなくても

音価の変化によってaccel.しているように聴こえます。

このような表現を見つけ出すことが重要です。

例えば、

「音価でaccel.しているから、次の小節に入るときには変な ”間(ま)” を空けない方が音楽的だな」

などと、音楽解釈の参考になるからです。

 

また、

楽曲よっては、

「音価の変化によるaccel.に加えて「実際のaccel.

併せて書かれているケースがあります。

その場合は、

「実際のaccel.」をどのくらい表現するかどうかのさじ加減を決定するためにも

「音価の変化によるaccel.も同時に起こっているんだ」

ということを理解していなければいけません。

(反対に、音価の変化によってrit.している例もありますね。)

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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