楽曲全体で考慮すべきことは
◉ ダイナミクスのバランス
◉ テンポのバランス
◉ テンポのバランス
などがあります。
今回は「テンポのバランス」について考えてみましょう。
例えば、
一曲の中で何回もテンポチェンジをする楽曲があります。
こういった楽曲で注意すべきなのは、
◉ 速いテンポのところで遅くなりすぎない
◉ 遅いテンポのところで速くなりすぎない
◉ 遅いテンポのところで速くなりすぎない
ということです。
速いテンポのところは、
技術的な難しさもありテンポが下がってしまいがち。
遅いテンポのところは、
音的には弾けるのでテンポが上がってしまいがち。
このようになってしまうと、
全体で聴いた時に
メリハリ感がない演奏になってしまいます。
テンポが変わるところというのは
作曲家はきちんと意味を持たせたうえで書いています。
それぞれのテンポの差が少なくなってしまうと
テンポチェンジによる音楽表現も活きてきません。
楽曲が長くなれば長くなるほど
全体のテンポバランスをとっていくことが難しくなります。
それぞれの箇所でどれくらいのテンポ表現をするかについて
譜読みの段階から綿密な計画をたてて
演奏していきましょう。
音はきちんと弾けていても
もう一歩先の演奏の質に影響を与えているのは
こういったところの細かな選択なんです。
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