【ピアノ】「転んじゃった」と「巻いた」の区別の仕方

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「転ぶ」「巻く」などという言葉は
音楽でもよく使われますが、
その違いはどこにあるのでしょうか。

 

ひとつ例を挙げます。

ショパン「バラード第1番ト短調 作品23」

譜例(PD作品、Finaleで作成、175-177小節)

このような8分刻みの伴奏などは

カタマリで速くしていくのであれば巻いた感があります。

つまり、

「だんだんと音と音との時間的感覚が狭くなっていく」

という状態。

一方、

どれか特定の音のみが速く出てしまうと

転んだように聴こえます。

 

この違いがわかりますか。

つまり、

◉ 前後関係が連続した前のめりは「巻き」
◉ 前後関係が不連続になると「転び」

ということ。

音楽エネルギーの流れと関係なく速くなってしまうと

転んだように聴こえるのです。

 

「走り」という言葉は

どちらの意味で使うこともありますね。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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