【ピアノ】「タラッタ音型」の音楽的な演奏方法

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本記事では、
古典派をはじめとした多くの作品で頻出する
「タラッタ音型」について
その演奏ポイントを解説しています。

 

譜例を見てください。

左側の譜例が「実際の記譜」で

右側の譜例が「演奏例」です。

 

「タラッタ音型」などというのは

私が名付けているだけですが、

「タラッタ タラッタ」

という休符混じりのリズムによる音型のことを指しています。

以前に記事にした

「ため息の音型」と似ていますね。

 

(再掲)

まず意識していただきたいのは、

「タラ」の部分、つまり、

右側の譜例のカギマークで示した部分が

「語りかけ」になっているということです。

この「タラ」で語りかけるイメージを持って演奏しましょう。

 

他の演奏ポイントとしては、

◉ 下矢印で示した音にやや重みを入れる
◉ デクレッシェンドを参考に、スラーの後ろの音は大きくならないようにする
◉ 丸印をつけた音は弱拍裏なので極めて軽く演奏する

この3点です。

 

こういったリズミカルな音型では特に、

「どこに重みを入れて、どこで抜くか」

という観点が重要です。

「弱拍裏の音や、スラーの後ろの音は大きくならない」

という重心の基本さえ押さえておけば

やや音型が変形されていても怖くありません。

 

モーツァルトなどの古典派の作品をはじめとして

数多くの作品に出てくる頻出音型ですので

ぜひ理解しておきましょう。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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