譜例を見てください。
左側の譜例が「実際の記譜」で
右側の譜例が「演奏例」です。
「タラッタ音型」などというのは
私が名付けているだけですが、
「タラッタ タラッタ」
という休符混じりのリズムによる音型のことを指しています。
以前に記事にした
「ため息の音型」と似ていますね。
(再掲)
まず意識していただきたいのは、
「タラ」の部分、つまり、
右側の譜例のカギマークで示した部分が
「語りかけ」になっているということです。
この「タラ」で語りかけるイメージを持って演奏しましょう。
他の演奏ポイントとしては、
◉ 下矢印で示した音にやや重みを入れる
◉ デクレッシェンドを参考に、スラーの後ろの音は大きくならないようにする
◉ 丸印をつけた音は弱拍裏なので極めて軽く演奏する
◉ デクレッシェンドを参考に、スラーの後ろの音は大きくならないようにする
◉ 丸印をつけた音は弱拍裏なので極めて軽く演奏する
この3点です。
こういったリズミカルな音型では特に、
「どこに重みを入れて、どこで抜くか」
という観点が重要です。
「弱拍裏の音や、スラーの後ろの音は大きくならない」
という重心の基本さえ押さえておけば
やや音型が変形されていても怖くありません。
モーツァルトなどの古典派の作品をはじめとして
数多くの作品に出てくる頻出音型ですので
ぜひ理解しておきましょう。
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【ピアノ】「ため息」の音型を攻略しよう
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