【ピアノ】脇役をウタにする

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伴奏によっては、
さりげなくウタとして聴かせると
魅力的な「あいの手」のような役割を
もたせることができます。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「エチュード Op.25-7」 

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、28-29小節)

ここでの主役は右手のメロディですが

左手の動きも

非常にカンタービレなラインになっています。

こういったところは

ただ伴奏的に通り過ぎるのではなく

ウタにしてあげましょう。

 

歌いどころは、

譜例において丸印で示したつなぎ目の部分です。

 

(再掲)

このような、どことなくバルカローレ風のところでは

脇役の動きに

ウタが隠されている場合が多い。

 

もうひとつ例を挙げましょう。

 

ショパン「ポロネーズ 第7番 幻想 Op.61 変イ長調」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、152-153小節)

この例も、どことなくバルカローレ風です。

やはり主役は右手のメロディですが

先程と同じく

丸印で示したつなぎ目の部分が歌いどころ。

 

主役のメロディを邪魔するほど目立たせてはいけませんが、

メロディが動いていないところで

さりげなく脇役のウタを聴かせると

魅力的な「合いの手」のような役割を

もたせることができます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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