「両手で演奏するアルペッジョ」
において必ずチェックすべきなのは、
「そのアルペッジョが片手ずつについているのか」
それとも
「両手に渡るロングアルペッジョなのか」
の区別です。
まず、
アルペッジョの演奏方法について
念のため確認しましょう。
(譜例)
左の譜例の場合は、
アルペッジョが片手ずつについているので
原則、それぞれのアルペッジョを同程度のタイミングで弾き始めます。
右の譜例の場合は
ロングアルペッジョなので
左手から始めて
全体で一本のアルペッジョにします。
このようなアルペッジョの違いを読み取らないで
雰囲気に任せてやっている演奏が
ほんとうに多いのです。
弾いてみると分かると思いますが、
ロングアルペッジョなのかそうでないのかで
表現はずいぶん異なります。
こういったところまで
ていねいに読み取っていきましょう。
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