【ピアノ】ワンアクションと余力で弾く感覚のつかみ方

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本記事は、
【ピアノ】打鍵時の手の動きとフレーズ表現との関係
という記事の補足的内容。
本記事単体でもお読みいただけます。

 

言葉を発するとして、

「ピアノ」って聴こえて欲しいときに

ひとつひとつを発音してしまうと

「ピ・ア・ノ」って聴こえてしまいます。

一息でカタマリとして発音すれば

聴こえ方も一息になるわけですね。

 

譜例(Finaleで作成)

ピアノ演奏でも同じ。

下向き矢印は「アクションを入れる箇所」を表しています。

1番左(1番目)の譜例と、

2番目の譜例を見比べてみてください。

1番目の譜例はワンアクションを入れるだけで

他の音は「そのアクションの余力」で弾いています。

2番目の譜例はツーアクションを入れている例です。

この譜例を演奏する場合は

1番目の譜例のように

ワンアクションで演奏するのがベター

 

ワンアクションで弾くことで

残りの音には重みが入りませんので

譜例のような

「デクレッシェンドしていくフレーズ」では

良いニュアンスが出せます。

また、

やってみるとわかるのですが

残りの音は余力で弾くので

ずっと弾きやすくもあるのです。

 

この感覚がどうもつかめないという場合は、

「水切り(石切り)」を思い出してみてください。

「水面へ回転をかけて石を投げると、何回か跳ねる」というアレ。

 

主な力のかけ方は一回のみで

あとは余力で進んでいく様子を思い出すと、

上記の説明の意味が何となくわかってくるかと思います。

 

先日の「つま先立ち」の話もそうですが、

日常生活や自分が経験したことのある内容で想像してみると

一気に感覚をつかめることがあるんです。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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