【ピアノ】トリルからの移行時に音楽を止めない

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トリルの扱い方、
特に「トリル終わりの処理」には注意が必要。
次への連結がスムーズにいくように
耳をよく使って練習すべきです。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「ポロネーズ 第7番 幻想 Op.61 変イ長調」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、200-204小節)

譜例の矢印で示したような

トリルから通常の記譜に戻るところでは

音楽が止まらないように注意。

 

トリル奏法では、

「トリルのはじめ」や「その最中」はいいのですが

「その終わり」というのは

どことなくぎこちなくなってしまいがち。

譜例のように次が休符でない場合は

不要なテンポ変化にも気をつけながら

美しく連結できるように

練習しておかないといけません。

 

同じような注意が必要な例を

もうひとつ挙げておきましょう。

 

ショパン「ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1(小犬)」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、70-75小節)

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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