演奏論などの専門書にも書かれていますが、
バロックや古典派の作品の装飾音は
基本的には「拍の前へ出さない」のが慣例。
一方、これを理解していても
うっかりすると拍の前へ出しがちになってしまうケースがあります。
具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、21-27小節)
譜例の丸印で示したC音が演奏されるところでは
左手のパートは休符になっています。
音があれば、装飾音をそれに合わせればいいのですが
このように休符になっていると
合わせるのが休符になるので
うっかりと拍の前へ出しがち。
それに、前へ出ていることに自分で気が付きにくいんです。
筆者自身も、こういった部分で
ときどきヒヤリとひと汗かきます。
休符の場合こそ
装飾音の扱いに気を付けて演奏しましょう。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント