【ピアノ】スタッカート奏法のまとめ(基礎テクニック)

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♬ 「スタッカート」を分かりやすく理解したい

♬ 楽に弾ける方法を知りたい

♬ テクニックを向上させたい

 

こういった希望に応えます。

 

注 : 本記事で譜例を取り上げている作品は

全てパブリックドメインになっている作品です。

出版社が独自につけたアーティキュレーションなど

権利に関わる部分は一切表示しておりません。

譜例はFinaleで作成したものです。

 

スタッカートのテクニックは、

レガート奏法などと同様に「楽曲の前後関係」などでもテクニックが変わるので、

「これだけやれば完璧!」

などといった攻略法はありません。

ただ、普遍的な部分についてのアドバイスをすることはできます。

 

■はじめに

この記事から学べること、特徴

 

♬「スタッカート」の基礎について、頭を整理しながら理解できます
♬ 基本的なテクニックの向上を目指せます
♬ ツイートや譜例を交えた分かりやすい解説
♬ もっと応用的なことを学びたい方に向けておすすめの書籍も紹介

内容の信頼性

 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

■スタッカートに関する基本的なテクニック

 

まず、「スタッカート」について、基本的な事項を解説していきます。

以前に次のようなツイートをしました。

そして、体のどの部位を使うかが重要。

「指を使用したスタッカート」(「速い動き」などで)
「手と指を使用したスタッカート」(通常)
「腕を使用したスタッカート」(キメなど、「強く」且つ「細かくない動き」などで)

この3つの分類、超重要です。

楽曲によっては、これらを組み合わせないと演奏しにくいパッセージなどもでてきますので、

この分類を覚えておきましょう。

では次に、これら3つの奏法の使用例をみていきましょう。

 

「指を使用したスタッカート」(「速い動き」などで)の使用例

 

次の譜例を見てください。

「けたたましくやり合う」ような一面ですね。

シューマン「謝肉祭 15.パンタロンとコンビーヌ」1-2小節目

こういった速い連続スタッカートは、

「腕を使用したスタッカート」では弾けません。

「指を使用したスタッカート」を中心に使用して演奏します。

楽に弾けるテクニックポイントは、

「鍵盤の近くからなるべく少ない動きで打鍵する」

ということです。

指を大きく上げてバタバタさせてしまうと、

「指を使用したスタッカート」の場合は演奏しにくい上に、テンポも上がりません。

 

「手と指を使用したスタッカート」の使用例

 

これは非常に多くありますが、一例として次の楽曲を見てください。

ドビュッシー「パスピエ」1-2小節目

テンポは「Allegro ma non troppo」で「8分音符」の動きですので、

先ほど例に挙げた

シューマン「謝肉祭 15.パンタロンとコンビーヌ」よりは

動きに余裕がありますね。

こういった条件では

「手と指を使用したスタッカート」が適切でしょう。

「手」はもちろん、「肩」や「肘」をボルトのように締めたまま弾かないこと

楽に弾けるポイントです。

 

「腕を使用したスタッカート」の使用例

 

次の譜例を見てください。

モーツァルト「ピアノソナタ K.545 第3楽章」72-73小節目

72小節目は、ヘンレ版ではスタッカートがついていませんが、

解釈版などではついているものも多く見られますし、

慣例としてスタッカートで演奏します。

こういった、

「一つ一つ重みを持って弾いていく曲尾」などでは、

「腕を使用したスタッカート」

が効果的に使える局面が多くあります。

この場合にも、

「上から叩かずに鍵盤の近くから押し込むように打鍵する」

というのがポイント。

上から叩くと音が散らばってしまいます。

 


 

今回はスタッカート奏法の基礎の「キ」だけまとめました。

実際にはまだまだ奥深く、

「楽曲に合わせたスタッカートの長さの決定」
「作曲家がスタッカートを書く様々な理由の理解」

など、

基礎の「ソ」が残っています。

Amazon kindleで販売中の

「大人のための欲張りピアノ[スタッカート徹底攻略法-基礎と応用-] では、

最初に「基礎編」としてのまとめを掲載し、

その後に「応用編」として、

モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ショパン、グリーグ、ドビュッシー、ラフマニノフ

などの名曲の中から、

「スタッカート」の知識として有益な箇所を解説とともにご覧に入れています。

さらに学びたい方は是非手に取ってみてください。

 


 

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