【ピアノ】ペダルの効き方をスタッカートで確かめておこう

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本記事で紹介している内容をやってみると、
ハーフペダリングを取り入れるときの足先と耳の感覚を
鋭くすることでき、
また、ペダリングの深さによって
どれだけ多彩な表現を得ることができるかについて
引き出しを増やすことができます。

 

ダンパーペダルのペダリング について

3/4、1/2、1/4などのあらゆるものの総称として

ハーフペダルと呼ぶ分類があります。

 

3/4などといったこれらの数値は

「ダンパーの位置」や「ペダルの踏み込む量」を示すのではなく、

「残響の量」を示すものと考えると

より正確な把握が可能。

というのも、

楽器によって、または、その調整状態によって

同じペダルを踏み込む深さでも

その効き方に幅があるから。

 

ここまでを踏まえたうえで

ぜひ経験しておいて欲しいのが

「ペダルの効き方をスタッカートで確かめておく」

というもの。

 

まず、ペダルを踏まずに

スタッカートで繰り返し同音連打する状態からスタートし、

弾きながら、ゆっくりだんだんとペダルを踏み込んでいきます。

1秒に1回発音するくらいのペースでいいでしょう。

 

ペダルの踏み始め5ミリ程度は「遊び」と言われて

ペダルは効きません。

その後、少しづつペダルの効果が出てくるわけですが、

効果が出始めた直後は

出音としてはスタッカートに聴こえたまま

若干の余韻がついてくる程度。

もっと踏み込んでいくと余韻の量が増えていき、音がつながり始め、

底から5ミリ程度のところで、完全に効いている状態となる。

その最後の数ミリは

ペダルの効く量には影響がないとされています。

 

この実験を自身が所持しているピアノでやってみることで、

今のそのピアノの状態で

「どれくらいペダルを踏んだら、どれくらい効くのか」

というのを確認してください。

 

楽器の個体差や調整状態の差はあれども、

この経験を通して

ハーフペダリングを取り入れるときの足先と耳の感覚を

鋭くすることでき、

また、ペダリングの深さによって

どれだけ多彩な表現を得ることができるかについて

引き出しを増やすことができます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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