【ピアノ:練習方法】短く区切って練習するメリット(実例4点)

ピアノの上達に欠かせない練習方法は、

何と言っても

「短く区切って練習すること」

です。

この方法の実例は数え切れないほどありますが、

今回はその中から4点を取り上げて解説します。

最初の3つは学習レベルに関係なく実践していただける内容になっています。

区切る!速いパッセージの具体的な練習方法

「テクニック面が追いついてこない」という方のために、

速いパッセージの具体的な練習方法をお伝えします。

kindleで販売中の「大人のための欲張りピアノ 暗譜はカンタンに克服できる!」でもご紹介している、

「拍頭止め」

です。

「拍頭止め」という素晴らしい練習方法があります。

例えば、4分の4拍子で16分音符がずっと続いているとしましょう。

実際の楽曲「Do Re Mi Fa So Fa Mi Re Mi Fa So La Si La So Fa」(全て16分音符)

その時に、次の拍の頭の音を4分音符で演奏し、その音からまた始めます。(4分音符単位)

(Do Re Mi Fa)(So – – -)(So Fa Mi Re)(Mi – – -)

(Mi Fa So La) (Si – – -)(Si La So Fa)

これを指定のテンポで演奏します。各拍頭の音は2度弾くことになります。

イギリスの某音楽大学でも積極的に取り入れられている練習方法です。

これは単なる「リズム練習」とは異なります。

この練習方法をすると、速いパッセージを1拍ずつ細かく取り出して練習していくことになるので、

1曲を通して演奏していた時には気づかなかった

うまく弾けていない部分を洗い出すこともできてしまうという、

とても便利な練習方法なのです。

何度も繰り返して練習することで、

「各拍頭の音を覚えてしまえるので、暗譜にも効く上に、万が一とんでもそこから復活できる」

というメリットがあります。

 

応用練習として、「2分音符単位」でおこなっていく方法もあります。

譜例を参照してください。

 

そして、さらなる練習として、

「1小節ずつ練習して、仕上げた各小節をつなぎ合わせていく」

という練習方法も有効です。

この場合は速いパッセージの練習に限らず、

楽曲全般に応用できます。

やはりポイントは、

「次の小節頭の音まで弾く」

ということ。

音楽は流れていますし、

小節と小節のつなぎ目の表現には

音楽的な要素が隠されていることが多いからです。

これさえ踏まえておけば、

区切って練習するからといって

音楽が細切れになることを恐れる必要はありません。

ハノンも短く区切って練習すると効果的

「短く区切って徹底的に」という練習は、ハノンの練習でも応用できます。

むしろ通しでダラダラと弾くよりもずっと効果的。

 

このときに意識すべきことは、

「うまく弾けていない箇所を複数見つけてそれらの共通点を見つけ出す」

ということ。

短く区切って練習することで判別することができるのです。

 

パッセージで転んでいるときも、

実は「どこか隣り合った指間がもつれている」といったように、

「特定の箇所」に問題が発見される場合が多いのです。

うまくいっていない箇所の共通点を見つけ出すことが

自身の弱点の傾向を知ることにつながります。

「譜読み」でも短く区切ると効果的

譜読みをするときにも

「短く区切る」という方法が力を発揮します。

 

区切って、同じ箇所を何度も何度も読んでいくのです。

おおむね弾けるようになるまでに重要なのが、

「今さっき弾いた内容を忘れないうちにもう一度読む」

ということです。

これが、効率よく手に入れていくポイントとなります。

つまり、仮に80小節の楽曲を譜読みするとしたら、

「80小節全部をゆっくり通す」ということを繰り返すよりも、

「8小節をしっかりと読んでから次の8小節に移る」という方法を10回繰り返すほうが、

譜読みは早く終わります。

もっと細かく区切ってもいいくらいです。

なおかつ、短い単位を丁寧に徹底的に読んでいくことで、

譜読み間違いをする可能性も減らすことができます。

模範演奏を参考にする際にも短く区切ると効果的

これは中級者以上向けの内容です。

現在取り組んでいる作品についてCD演奏を参考にしたい場合に、

通して聴いてざっくりな感想を持つのもいいですが、

「ある一部分だけ」に焦点を当てて、

このピアニストはどうやっているんだろう、と思い聴き比べる方が有益。

というのも、

模範演奏を聴いても

「それがどのような方法をとることで実現されているのか」が分からなければ

自分の演奏に活かすことはできないため、

短く区切って一点集中で分析する必要性があるからです。


 

今回の4つの項目を押さえるだけで、

練習の効率がアップするだけでなく

音楽要素を丁寧にみていくことにもつながります。

ぜひ迷うことナシに今日から練習に取り入れてみましょう。

 

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