【ピアノ】椅子が高すぎたり低すぎたりするとどうなるのか

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あまりにも椅子(座面)が高すぎたり低すぎたり
といった状態で弾くと
どんなデメリットがあるのかを解説します。

 

椅子が高すぎると、

演奏をするときに

身体の重さの大部分が腕にかかってきてしまう。

腕が疲れてしまい、上半身の姿勢にも悪影響があります。

 

椅子が低すぎると、

力が肘から抜けてしまう。

フォルテで大きな音を出すべきときに

「動作ばかりが大きくて音量はあまり出ていない」

というケースが見受けられますが、

これはたいてい、

力が肘から抜けてしまっているために起こっています。

 

ちなみに、

割合的には

椅子が高すぎる学習者のほうが

圧倒的に多いように感じます。

我々が他所のピアノを借りたときに
真っ先にやらないといけないことは、
椅子の高さを下げること

と言っても、過言ではないでしょう。

 

演奏者の座高や上腕の長さが影響してくる部分なので

万人に共通する椅子の高さはありませんが、

おおよその目安としては

「鍵盤へ自然に手を置いたとき、前腕と鍵盤が水平になる程度」

とされています。

 

「若いピアニストへの手紙 技術をみがき作品を深く理解するために」
ジャン・ファシナ 著/江原郊子、栗原詩子 訳(音楽之友社)

という書籍では、

椅子の高さについて

わかりやすく簡潔でありながらも

良質な内容で紹介されています。

著名音楽家絶賛!ピアノ練習参考書「若いピアニストへの手紙」レビュー

という記事を参考にしてください。

 

ちなみに、この書籍では

「低めの位置」に座ることが推奨されていますが、

本記事で扱ったような「低すぎる位置」とは異なります。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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