【ピアノ】メロディに出てくるスケールをスケールっぽく弾かない

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本記事では、
【ピアノ】スケールをスケールっぽく弾かない
という記事の内容を
メロディの譜例を挙げて解説しました。
本記事単体でもお読み頂けます。

 

「スケール(音階)」がメロディに含まれていることはよくあります。

例えば、以下のように。

 

シューベルト「ピアノソナタ第7番 変ホ長調 D 568 第4楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、81-84小節)

 

このようなメロディを弾くときに

音楽的な演奏をするコツは

スケールをスケールっぽく弾かないことです。

 

ただ音が並んでいるような印象になってしまうと

近所から聴こえてくる指練習になってしまい、

一気に夢から覚めてしまいます。

よく言われる「音の粒を揃える」という言葉は

同じ音量で同じ音色で同じニュアンスで音を並べることではありません。

 

(再掲)

この譜例の場合は、

上向き矢印で示した上昇線と

下向き矢印で示した下降線が

交互に出てくるので

それらのニュアンスの差をつけるのがポイント。

 

83小節目で as-moll のドミナントへ入るので

青色の四角で囲ったところは

どこか明るくない色を伴っています。

ややデクレッシェンドして

83小節目のメロディG音へたどり着くようにすると

そのニュアンスと色気が出るでしょう。

 

これはあくまで

譜例の場合のやり方ですが、

要するに、

その場面によってそのスケールの意味合いを考えていくと

指練習ではなく「ウタ」にすることができるということです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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