具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ハイドン「ソナタ 第60番 Hob.XVI:50 op.79 第3楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、7-11小節)
11小節1拍目にフェルマータがありますが、
こういった休符上のフェルマータを
10小節3拍目のような
直前の最後の音符で表現してしまうケースが見受けられます。
感覚に頼っていると
そうやりたくなる気持ちも分からないでもありませんが、
少なくともこの譜例では
フェルマータの位置は休符の上。
感覚で決めずに、楽譜をよく読むべきです。
また、
フェルマータへ入るときに
rit. をしたくなりそうですが
そうせずにノンストップで入ってください。
いきなり停止が起きる効果を表現しましょう。
92小節目や160小節目など、
ハイドンは似たところで
わざわざ rit. を書いています。
あえて書き分けているのですから
書かれていないところではやらないことを原則としましょう。
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