学生のとき、
吹奏楽部の顧問が怒鳴っているのを耳にしました。
(筆者は吹奏楽部には入っていませんでした。)
「普段からスケールの練習をしてないから、そうやってスケールで転ぶんだよ!」
今のご時世では
もう少しオブラートに包んで言うのでしょうか。
ただ、考えると的を得ていると思います。
ピアノ演奏に関しても同様です。
楽器によって運指をはじめとしたテクニックは異なりますし、
いつも同じ運指しか使わないハノンのスケールが
100%楽曲に一致するわけではありません。
しかし、
白鍵と黒鍵の位置が決まっている以上、
日頃のスケール練習でやっている運指が
実際の楽曲に出てくることはいくらでもあります。
それに、スケールとして指を動かすときに使う筋肉は
例えばアルペジオで使う筋肉とは異なるので、
やはり、準備しておくに越したことはありません。
怒鳴り声で聞こえてきたように、
「普段からスケールを練習していれば、楽曲で出てきたときに問題なく弾ける」
結局のところ、これは真実。
毎日全部をやるのはたいへんですので、
分割してでもOK。
少量からスケールも練習に取り入れてみてください。
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