記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
ハノンの第1番を例に解説します。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、1-2小節)
この譜例で示したように、
各拍頭に不要なアクセントを入れて演奏していませんか?
他の番号の練習曲でも
「拍頭」もしくは「親指や小指の音」
を無闇に強調してしまっている演奏は
意外と多く聴かれます。
これは改善すべき無意識のクセです。
太さや強さが異なるそれぞれの指から奏でられる音を
きちんと揃えて演奏できるようになることに
練習意図があるので、
このような無意味なアクセントを入れて弾くことはマイナス。
無意識にラクをしているのです。
リズム変奏やアーティキュレーション変奏などで
特定の音にアクセントを入れる練習もありますが、
意図的にやるのと
無意識のクセでアクセントを入れてしまうのとは
まったく話が異なるのです。
譜例ではハノンを取り上げましたが、
コルトーの指練習などでも同様です。
ハノンやコルトーなどの基礎エチュードがシンプルに作られている理由を
想像できますか?
そのうちの一つは、
譜読みなどのハードルを下げることで
自分の音をよく聴いて練習することに意識を持っていけるようにするため。
つまり、
シンプルだからこそ
克服したい課題などをしっかりと意識して
ていねいな練習をすべきなのです。
基礎練習というのは、
よくないクセを抜くチャンスですが
新たなクセがついてしまう機会にもなりかねません。
自分の音をよく聴きながら
質の高い練習をしていきましょう。
以下の電子書籍を参考にしてください。
◉ 【続編】大人のための欲張りピアノ 絶対に上達するハノンの練習法!
「Kindle Unlimited」をご存知ですか?
私が執筆している数百冊のピアノ関連書籍に加え、
200万冊以上のあらゆる電子書籍が読み放題になるサービスです。
「初回30日間無料トライアル」を使って、
ピアノをもっと深く学んでみませんか?
もし合わなければ、いつでもすぐに解約可能です。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
Amazonでご購入いただけますが、
「Kindle Unlimited」に登録している方は
kindle電子書籍が「読み放題」になるのでオススメです。
「無料トライアル」の詳細は以下よりご覧ください。
Twitter
(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
コメント