【ピアノ】音楽の流れを止めないために

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本記事では、
「音楽の流れを止めないために意識すべきこと」
を紹介しています。

 

自身の演奏の録音などを聴いていて、

「音楽が流れていない」

と思ったことはありませんか。

演奏法自体に原因があることもあります。

しかし、いちばんは

「 rit. から a tempo に戻すところで ”余分な間(ま)” を空けてしまっていること」

これが原因になっているはずです。

 

音楽は続いていないといけません。

a tempoに入る直前に「ヨイショ」は不要です。

rit.をしたその流れのままスルリと次へ進みましょう。

 

もう一つ、

音楽の流れを止めないために意識すべきことを挙げます。

「ひとつ終わって次、またひとつ終わって次、になっていないか」

という点にも注意が必要です。

 

例えば、

音楽は4小節や8小節などが単位となって

できていることが多いですが、

(「小楽節」「大楽節」などと専門用語がありますので、興味のある方は「楽式論」を参照してください。)

こういった細かな単位で

いちいち音楽を終わらせてしまう演奏が多い傾向にあります。

「ひとつ終わって次、またひとつ終わって次」

となってしまっているのです。

 

もちろん、

「ソナタ形式の楽曲などで、展開部が完全に終わって再現部に入る」

などといった箇所の場合は、

しっかりと終わらせてから先に進んでも構いません。

音楽のつくり自体がそうなっているのでOKです。

 

◉「楽式論  石桁真礼生 著(音楽之友社)」

 

 

 

 

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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