【ピアノ】なぜリズムの甘さには細心の注意が必要なのか

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音のミスよりも
リズムの甘さのほうが
大きな問題を含んでいます。
詳しくは、本記事をご覧下さい。

 

以下の2種の演奏、

どちらが聴いていて辛いでしょうか。

◉ ミスは多くあるけれども、きちんとしたリズムで弾けている
◉ 全体的にリズムは甘いけれども、ミスはない

少なくとも筆者の感覚だと、

後者のほうが聴いていて辛くなります。

音の間違いはないのにも関わらず。

 

音のミスは

突発的なアクシデントとして聴かれることが多いですが、

リズムの甘さは

アクシデントというよりも

その奏者のクセや不注意による部分が大きい。

したがって、

リズムに対する意識がうすい演奏者は

一曲の中で何度も何度も甘いリズムを聴かせてしまいます。

 

音の弾き間違いなどとは異なり

意外と自分では気が付きにくいのが問題と言えるでしょう。

だからこそ、

普段からリズムには特に気を配って

練習していかなければならないのです。

 

想像してみていただきたいのですが、

以下の譜例のような音楽で

付点(休符混じりのものも含む)が

ほとんど3連符のように寄ってしまっていたらどうでしょうか。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ 第28番 イ長調 Op.101 第2楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

あまり気持ちよく聴くことはできないですよね。

それでしたら、

音の弾き間違いがあっても

キビキビしたリズムで演奏されていたほうが

ずっと気持ちのいい演奏に聴こえます。

 

もちろん二項対立にする必要はなく、

音もリズムも正常であれば

それがいちばんですが…。

 

とうぜん、リズムについては

付点のみでなく

ありとあらゆるタイプにおいて注意が必要です。

 

◉ 何だかうまく弾けない
◉ 何だかうまく聴こえない

などと自分でうっすら感じることがあったら

リズムに問題がないかを疑ってみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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