初見練習にはあらゆる角度からのアプローチが有効です。
今回取り上げるのは
「初見で暗譜する」という練習方法。
1ページか見開き2ページくらいの新曲を用意して
数分程度ながめます。
その後、楽譜を閉じて暗譜で演奏します。
注意点は、以下の5点。
◉ 予見時間の長さは、使用する教材によってそれぞれ決めること
◉ 予見時間が余りそうでも、早く終わらせずに細部を読むこと
◉ 暗譜をするのはピッチとリズムのみでなく、あらゆる表現も含めること
◉ 楽譜を見れば余裕をもって弾ける難易度の教材からスタートすること
◉ 定期的におこない、一回でやめないこと
◉ 予見時間が余りそうでも、早く終わらせずに細部を読むこと
◉ 暗譜をするのはピッチとリズムのみでなく、あらゆる表現も含めること
◉ 楽譜を見れば余裕をもって弾ける難易度の教材からスタートすること
◉ 定期的におこない、一回でやめないこと
通常の初見演奏では
今弾いているところを読んでいるのでは遅く、
常に先を読んでいないと
難しいところで失敗する事態に。
つまり、
楽譜を見つつも
ある程度は記憶に頼っている部分があるのです。
初見で暗譜する練習を積み重ねておくことで
通常の初見へ戻ってからも
記憶をうまく活用することができます。
また、きちんと暗譜できてさえいれば
していない場合の初見よりも
音楽表現そのものへ集中できることに気付くはず。
初見演奏の目的は
ピッチとリズムを正しくひろうことだけではありません。
細かな表現を含めた音楽そのものを
いかに初見で表現するかを磨くべきです。
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