記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
レパートリーを充実させるためには
どうすればいいと思いますか?
例えば、
「取り組んだことのない作曲家に挑戦する?」
「小品にもっと取り組む?」
「室内楽作品もレパートリーに見据える?」
「小品にもっと取り組む?」
「室内楽作品もレパートリーに見据える?」
これらはどれも正解です。
レパートリーを充実させるために必要なことです。
一方、
充実させるためには
「増やすこと」も大事ですが、
「維持すること」も同じくらい重要です。
これが、
本記事で一番強調したい部分です。
つまり、「減らさない」ということ。
今まで取り組んだ楽曲全曲を
維持しておく必要はもちろんありません。
一方、
コレ!という重要な作品や
今取り組んでいる作品と共に演奏会にあげられそうな作品など
数曲は定期的に復習するようにしましょう。
これだけでも、
レパートリーは常に数曲維持されることになります。
時々復習して思い出しておけば、
いざ本番にあげることになっても
すぐに本腰を入れてさらい始めることができます。
時々、
時間を空けすぎてから再度取り組む曲に対して
「この曲、本当に弾いたことあったっけ?」
と思うほど忘れかけているケースがありますよね。
そうなってしまったら、
ほぼ1からの譜読みをすることになってしまいます。
思い出すまでにものすごい時間を要してしまいます。
ですから、
完全に忘れるタイミングが来る前に
一度は復習できると
レパートリーの維持につながるのです。
繰り返しますが、
レパートリーを充実させるためには
「増やすこと」も大事ですが、
「維持すること」も同じくらい重要です。
これを頭の片隅に置いておきましょう。
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