【ピアノ】同じ音型の繰り返しにおける暗譜対策

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まったく同じ音型の繰り返しというのは
かえって暗譜しにくい一面があります。
その対策方法を解説します。

 

本記事で話題とするのは

以下のような音型について。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「エチュード(練習曲)op.25-1 エオリアンハープ」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、46-48小節)

46小節2拍目から

同じ音型が繰り返されていますが、

一回多くなってしまったり

一回少なくなってしまったり

という暗譜のミスが目立ちます。

 

多少でも音型に変化があれば間違えにくいのですが、

まったく同じ音型の繰り返しというのは

かえって暗譜しにくい一面も。

 

少なくとも

この譜例の場合の対策方法はシンプル。

小節線に頼らず、かならず回数を数えてください。

 

繰り返しは「7回」ですので、

「1回、2回、3回・・・」

などと、

心の中でカウントします。

 

小節線に頼って

「46小節の2拍目から繰り返し始めて…」

などと考えることは必要ですが、

それだけでは

高確率で回数を間違えます。

特に今回のような

小節頭から繰り返しが始まらないケースではなおさらです。

しっかりと、数えないといけません。

 

「回数を数える」というと

なんだか音楽的ではないように感じるかもしれませんが、

1回ごとに無意味なアクセントをつけたり

頭を振ったりしなければ

何の問題もありません。

むしろ、

暗譜で迷わなくなる好手段なんです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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