ひとつ例を見てみましょう。
ショパン「エチュード Op.25-7」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、33-36小節)
35小節目では
右手で演奏する内声のリズムが変化します。
それまでよりも打点が少なくなっていますね。
これはなぜだと思いますか?
「36小節目のフェルマータで、いきなり音楽が変わりすぎないようにするため」
これが理由だと考えられます。
このフェルマータのところで
いったん音楽がおさまるので、
「いきなり止まった感」が出ないように
その前から伴奏の打点を減らしたのでしょう。
このようにすることで
音楽的にスムーズな移行ができています。
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