【ピアノ】ちょっとしたリズム変化の理由を考えよう

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「似たような繰り返しなのに、少しリズム変化がある」
こういったときには、
その変化の理由を考えてみることで
楽曲の理解が深まります。

 

ひとつ例を見てみましょう。

 

ショパン「エチュード Op.25-7」 

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、33-36小節)

35小節目では

右手で演奏する内声のリズムが変化します。

それまでよりも打点が少なくなっていますね。

 

これはなぜだと思いますか?

「36小節目のフェルマータで、いきなり音楽が変わりすぎないようにするため」

これが理由だと考えられます。

 

このフェルマータのところで

いったん音楽がおさまるので、

「いきなり止まった感」が出ないように

その前から伴奏の打点を減らしたのでしょう。

このようにすることで

音楽的にスムーズな移行ができています。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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