【ピアノ】ペダリング習得の基礎は「椅子の位置」

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本記事では、
「ペダリング習得の基礎」について解説しています。
いちばんの基礎となる「椅子の位置」は
意外と見落としてしまいがちな項目です。
音を出すよりも前に
まずは本記事の内容を確認してみてください。

 

ペダリングと密接に結びついてくるのが、

「椅子の位置」です。

 

椅子が鍵盤に近すぎると

足元が窮屈になるだけでなく、

上半身における演奏にも悪影響が出ます。

 

「ペダルが踏みやすい位置」

というのは身体の大きさによっても変わるので

こうすればOKという解決策を出すことはできません。

一方、おおよその目安はあります。

「パッと立ち上がってみて、問題なくすぐに立ち上がれる位置」

これが基本です。

 

「椅子を置き、そこに座った状態」で

これを満たせるポイントを探ります。

そうすれば、

ペダリングの際の足元が安定する位置が見つかりますし、

両手の指先に身体の重さを伝えられるため

上半身の使い方におけるメリットもあります。

 

ちなみに、

「左手のみで演奏するピアノ作品」を弾く場合は、

体への負担を考えて

「椅子をやや右にずらす方法」

をとられることがあります。

そういった場合には、

やはりペダリングの感覚も変わってきますので、

事前に自身の身体の大きさに合った椅子の位置を

具体的に決めておきます。

 

「弾きやすい」と感じる位置で構いませんが、

これを「決めておく」ということが必要不可欠。

そうすることで、本番の環境でも再現できるから。

なんとなく見当でやってしまうと

本番で思わぬトラブルが起きる可能性があります。

もちろん、両手で演奏する作品でも同様です。

 

「椅子の位置」は見落とされがちな項目。

毎日、ポンっと椅子に座って、

すぐに弾き始めていませんか?

繰り返しますが、

「椅子の位置」によって、足元と手元のテクニックが変わります。

身体の使い方にも影響します。

まずは、自身の身体の大きさにあわせて

この項目を見直すことから始めてください。

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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