【ピアノ】同音連打をサポートするペダリング

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「同音連打をサポートするペダリング」
という観点を踏まえながら
あらゆる部分の譜読みを進める必要があります。

 

ダンパーペダルの使い方には

さまざまなものがありますが、

弾き直し、つまり同音連打をサポートするペダリングも

非常に重要になってきます。

 

例えば、以下のような例。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第4番 作品7 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

左手にもたくさんの同音連打が出てきていますが、

今回話題とするのは

メロディに出てくるそれについて。

 

2小節目のメロディEs音を弾くときに

その音はすでに1小節目で打鍵されているので

同音連打になります。

一度鍵盤をある程度のところまで上げてこないと

再打鍵できませんね。

 

ピアノという楽器の構造上、仕方ありません。

しかし、音響のスキマが出来てしまっては困るので

譜例へ補足したように

ダンパーペダルでサポートする必要があります。

 

内声のB音までもが同音連打されるので、

やはりここではペダルが必須。

指でのつなぎのみでレガートへ肉薄することは

現実的ではありません。

 

このような、

「同音連打をサポートするペダリング」

という観点を踏まえながら

あらゆる部分の譜読みを進める必要があります。

ある意味、

「楽器の特性を補うペダリング」

とも言えますね。

 

もう一例見てみましょう。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第10番 K.330 第2楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、35-36小節)

ここでも、

メロディに出てくるDes音やB音は

直前に打鍵されているので

弾き直しをしなければいけません。

やはり、ペダルでサポートすべき。

a.のペダリングのように

スラー始まりの和音で踏み込み、

次の和音が出てきたらすぐに離すようにします。

 

b.のペダリングをよしたほうがいい理由は、

【ピアノ】「ペダリングでは濁っていなければいい」から卒業する方法

という記事をご覧ください。

 

ペダリングについて徹底的に細かく学びたい場合には

以下の書籍が参考になります。

 

ピアノ・ペダルの技法(ジョーゼフ・バノウェツ 著/岡本秩典 訳 音楽之友社)

 

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340ページ以上にわたって
豊富な譜例をもとに
ありとあらゆるペダル表現の可能性について
解説されています。
ペダルの歴史に始まり、
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著者、ジョーゼフ・バノウェツのこだわりと音楽観が
ていねいにまとめられた一冊。

 

 

 

 

 

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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