具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、43-45小節)
下側の譜例で示した運指は
ヘンレ版をはじめ、いくつかの版でとられているもの。
45小節目のはじめに「4-3」の替え指の指示がありますが、
必ずしも
「そこで3の指に替えよ」
という意味ではなく
「その時点で3の指に替わっていればいい」
という意味だと考えておくといいでしょう。
そうすると、
Prestoのテンポなのにも関わらず
わざわざ忙しいところで替える必要はないと
判断できます。
上側の譜例でタイを使って示したように、
後ろが忙しくない、2拍目ウラの位置で替えるのが適切。
とにかく、替え指というのは
一種の苦労と少しの時間を必要とするので
忙しいところでギュンってやっちゃダメなんですよ。
楽譜に書かれた替え指の指示を見つけたら、
「その替え指を、実際にはどこでやるのがいちばんスムーズか」
という視点で運指を振り直しましょう。
多くの場合、振り直しが必要です。
そして、それの書き込みを徹底してください。
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